PRESIDENT MESSAGE

今月の社長メッセージ

基礎訓練を大切にしてきた会社・人はピンチに強い

今回の新型コロナウイルスの蔓延で、私たちは、突然大きな滝つぼに落とされ、先も見えず掻き回され、もがき苦しんでいる状態だと思いますが、いずれ浮かび上がってきます。その時が問題です。

それは、それまでテクニック重視で経営(儲け重視)してきた会社と、基礎訓練(いい社風づくり)に励んできた会社では「復元力」が違う為、その後の命運を大きく分けるからです。基礎訓練に励んできた会社とは、ダルマの様に重心を下に置いて、しっかりした土壌(社風)を培って、人間関係がいい会社です。

そこで今回は、鍵山秀三郎相談役がよく話されていた、「ジーコと鹿島アントラーズ」の話を紹介いたします。(以下、鍵山相談役の書籍から引用)

「私どもが会社としてスポンサーになっている鹿島アントラーズというチームがありますが、これはJリーグが始まった時、一番弱いチームと言われましたが、何とその一番弱いチームにブラジルのサッカーの神様と言われたジーコが来て、日本一強いチームにしてしまったのです。

何をやったかというと、徹底して基礎訓練、基本練習を繰り返しました。私はその練習風景を見に行きました。その時に、鹿島アントラーズの選手が何と言ったかというと、『ジーコが来たからもっと高度なテクニックを教えてくれるものとばかり思っていたが、中学生がやるような基礎訓練、基本練習の繰り返しではおもしろくない。もっと高度なテクニックを教えてほしい』と言ったのです。

その時にジーコは偉いですね。『君達は基本、基礎訓練が出来ていない。だから強くなれない』と言って、中学生と同じような練習を来る日も来る日もやり通した。結果的にどうなったかというと、今まで優勝回数が一番多い、そういうチームに育ったわけです

ところが、基礎訓練・基礎練習というのは退屈なもので同じことの繰り返しですから、向上した気がしないのです。だから大事だとわかっていながら続けることができないのです。その続けることをジーコは、選手に分かってもらえるまで言い、やり続けたのです。やはり、選手がやらざるを得ない気持ちになったのは、ジーコの人格ですね。」

私も、鍵山秀三郎相談の言われる通り、基礎訓練として「掃除と秀観塾」を取り入れることで、バブル崩壊、リーマンショックを乗り越えることができました。そして、また今。